「来訪者」のまま120歳まで生きる

自分のこと

「人間は社会的動物で自分は社会性がない」

これからを生きる道標のような番組だった。

Netflix配信の「LIGHT HOUSE」

初回を見たのは何ヶ月前だろう?
響きすぎてささりすぎて、繰り返し見てメモして反芻して。

その1回の気づきとか感情がありすぎて、とりあえず日々を過ごして。

日常生活をおくるのが難しいくらいに体調を崩したり
自分の生活を占めていた活動をやめたり
教育移住のため引っ越し、体調崩して仕事の形を変えざるを得なくなったり。

まさに過渡期の中、感情的にも落ちて、体力的にも動けなくなったりする中で

「あ、今みよう」と自然と思う感覚に任せながらみた。

一気に見れば数時間。でも、1年近くの時が流れている番組と、同じように時を過ごしながら
自分にとって必要なタイミングで見れてすごくよかった。

 

最終回の最後、若林さんと源さんが辿り着いた灯台が
たくさんの「来訪者」たちの生きる希望を照らしていくように感じた。
 

もうずっと感じ続けている、社会や集団にどう頑張っても入っていけない自分、
一歩外に出たそこはまるで異世界のような感覚。

居場所を探し続けて、ここなら、、と思っても、やっぱり変わらないこの感覚。

2人が話していた
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人間は社会的動物で自分は社会性がない。これに尽きる。

来訪者みたい、宇宙人感、
違う星にいる(感覚)、

地球人ってこういう感じなんだって、思って生きているような気がする
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というこの感覚。わかりすぎる。
同じ人いたんだ。

画面を通しておふたりと勝手に感覚を共有できたような気持ちになって、いたく安心して。

初回から最終回まで、本当に救われることばかりだった。

 

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たとえ120歳になっても
世の中にストレスを感じながら

まだまだこんなもんじゃない、と
動き続ける。

でも自分はそれでいい。
いいじゃないか!って気持ちもある。

僕らみたいな人は、そうした方が楽しい。

生きてて、めんどくせぇって思うけど
そうやって生きていく。
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そんなことを話して笑うおふたりの優しい強さ。
そして毎回の音楽への昇華。

苛立ちながら、楽しみながら、続けていった先に広がる世界があることを、見せてくれているふたりがいる。

その世界は、探してもどこにもなくて、つくっていくしかない。

「喜劇」や「不思議」を聴いたときの感情をありありと思い出す。

外に色々求めてきたけど、やっぱりそこに答えはなくて
いったん全部シャットダウンして、自分の感覚にだけ集中してみたここ数ヶ月。

おふたりの生き様を垣間見ると「あ、これでいいのかも」と思えて
いつでもまたここから描き続ける気力が湧いてくる気がした。

「普通」の仮面をかぶって外に出ることに疲れて
しんどくならないように外に出るのをやめてみて。
それでも変わらない「来訪者」の自分にあきれて納得して。
ここまできたら、次は「来訪者」のまま外に出る時なのかもしれない。
ちょっとワクワクする感覚をどこかで感じている。

道標のような番組、まさにLIGHT HOUSEだった。

公式さんが配布している番組シールのワードチョイスがまたいい!!


出会えてよかった番組。ありがとうございました。
トークも音楽も手元に持っておきたい。円盤化されたらいいなー!

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