
抱っこ紐マニアで専門家のハグミノです。75社250種類以上の抱っこ紐を試着検討してきた私が大好きな抱っこ紐のひとつが織布ベビーラップ。素材や折り方、柄、厚みなど、1枚1枚違いがあり、その時限りの限定品も多いので、中古でしか手に入らないレアラップを探すのが趣味となりつつあります。今回は、あまり見かけない、ディディモスプリマ冬空のアダ織バージョンに出会ったお話。
ディディモス のプリマシリーズと言えば「使いやすい!」の代名詞と言ってもいいくらい、ベビーラップユーザーから人気のあるベビーラップ。
同じプリマ織模様でも、素材や厚さによって使い心地は様々ですが、全体的にサポート力も高く扱いやすいものが多い印象です。
プリマの中でも「縦グラデ」と呼ばれる、ベビーラップの長い方向でグラデーションや色が分かれているデザインになっているものは、ベビーラップ初心者でも使いやすく、また教える時にも分かりやすいため「教授用ラップ」としてベビーラップの専門家にもとても人気です。
そんなプリマの縦グラデ、中厚手で扱いやすく、布の上端と下端の色も違う、人気の高いブルー系という、夢のような「プリマ冬空」。

ウール混ラップということで、寒い時期に大活躍。冬に再販されるのをよく見かけます。
扱いやすさと色のわかりやすさから、教授用に持っておいて損はないもの。
(子育ての実用には、ウールなので季節を選びます)
コットン100%やヘンプ混でも作ってほしい!というのが正直なところですが、贅沢は言いません。だってホントに濃いブルーから白のグラデが最高だから!!
そんなディディモスプリマ冬空に、織柄違いがあったこと、知ってましたか??
中古ならではの嬉しい出会い
ハグミノいつもの日課、メルカリパトロールをしていた時のこと。

今日はなんかあるかな〜♪あ!冬空じゃん!サイズ何かな〜買っちゃおうかな〜 (詳細ポチッと)
・・・ん?!?!え、これアダ?!?!
あれ?冬空ってアダあったっけ?
出品は数分前という奇跡のタイミング。これは一瞬でSOLD OUTするのでは?
商品説明には「ブルーのグラデが美しいベビーラップです。ウール混です。」というシンプルな紹介のみ。詳細プリーズ〜〜〜!!!
そんな時は急いでベビーラップ大事典slingofestで検索。
2017年冬空がリリースされた時に、同じ配色、ウール混で、アダ模様でも発売されていました。
アダ冬空の正式名称は「Ada azzurite wool 」。30%ウール、250g/m2。
そしてリスカでも作られていたこともわかりました。
リスカ冬空の正式名称は「Lisca Arctic Blue」。40%ウールの230g/m2。

リスカってコットン100が多いイメージがあり、ウール混って珍しいよね。こちらも拝んでみたいわ〜
プリマ冬空は「Winter Sky wool」、20%ウール、210g/m2。
ウールの割合と厚さが微妙に違うけど、同じ配色で3種類作られていたとは。そして織によってラップ名も変わるとは!(こういうのマニアにはたまらんです)
このブログではわかりやすく、【織の名前+冬空】で呼んでいこうと思います。
当時日本代理店に仕入れられたのはプリマのみだったような。一番薄手で使い勝手の良さそうなプリマが仕入れられたのかな? 私の記憶違いかな〜知ってる人教えてください。
とにかく珍しいだろう一品に、これは一目見たい、触りたい、巻きたい。速攻ポチり案件でした。
アダ冬空とご対面

アダだ!冬空の配色でアダだ!!




うっとりしながら触り愛でる私。プリマとアダを並べてニヤニヤ。
スペック通り、触った感じもプリマ冬空より少し厚手かな。うーん、たまらない。
濃いブルー側の布端の処理が少し違いましたが

色味や、色の移り変わりや幅感はほぼ同じでした。


プリマやアダのように、織模様が布全体に入っているものは本当に美しくて好き。
今回購入できたのはサイズ5ということもあり、これから講座や撮影時の貸出にも重宝しそうでとても嬉しいです。
ディディモスは、正規日本代理店での購入をお勧めしますが(保証やユーザーサービスが豊富)、
ソールドアウトした限定品などに出会えるのは中古ならではですね。
実際の子育てで我が子のだっこを目的に購入するのと、主に教授用に赤ちゃん人形で使う場合とは、購入時に気をつけたいポイントは変わってきます。特に中古の購入には落とし穴がいっぱいあるのも事実。
抱っこ紐の中古購入時の注意点については、また別の記事でまとめます。
家族にとって大切な一枚の選択に寄り添う専門家として
抱っこ紐の専門家の方に向けて、さまざまなベビーラップや抱っこ紐の試着体感を増やすことを目的に、レンタルサービスをしています。
ベビーラップ撮影会用にもお使いいただけます◎
種類も多く、どんどん新製品が発売されるベビーラップ。一枚一枚使い心地や特徴が変わるので、的確なアドバイスのためには実際に布を触ってみること、自分で体感することが何よりも大切です。
赤ちゃんと過ごすパパママにとっては、大切な一枚の抱っこ紐。その選択に丁寧に寄り添っていけるよう、自分の引き出しを増やしていくことをお勧めします。
そんなに試せない!追いつかない!という方は、経験豊富な専門家仲間に質問できる環境を持っておくことで、気軽に相談ができるようになります。
興味のある方はぜひだっこの学校にご参加ください。