
だっこの学校では毎月2回、活動報告や相談、メンバーと交流できるグループシェア会「深めるzoom」を開催しています。
抱っこ紐の専門家が集まって語らう、深くマニアックな会をちょこっと覗き見してみませんか?
今月は昼の部3名、夜の部3名の参加がありました!昼の部では2時間半たっぷりと。夜の部は2時間ほどのお話会のあとそのまま雑談タイム。ざっくばらんに語らっていたらどっぷり深夜になっていました。
だっこ道具による赤ちゃんの姿勢の違い
抱っこ紐を使う時に大切だと言われることって、[M字開脚、高い位置で密着]。それだけ?
M字開脚って、足の角度や座り込む姿勢になる深さに違いがあるけど、どう考える?
M字開脚の話題は、だっこの学校深めるzoomでも本当に毎回のようにあがります。
話し合ったり確認して現場に出て、またいろんな抱っこ紐やいろんなだっこおんぶに出会い、「この場合はどうなんだろう?」「これっていいのかな?」と迷いや疑問がうまれ、またzoomでシャアしあう。奥深き「M字開脚」。
M字開脚という言葉ひとつとっても解釈がいろいろ。整形外科や理学療法など医学領域での専門文献はもちろんたくさんありますが、海外のBabywearing視点での見解に日本語で出会えることがまずほとんどありません。
根拠やベース理論はどこにあるのか、それを知った上で自分はどう捉えるのか、ということに答えがなく、経験を積み重ねる中で毎回試行錯誤です。
この日のシェア会では、「日本の兵児帯」、「織布ベビーラップの幅を兵児帯と同じような幅にしたもの」、「通常の織布ベビーラップ」の3種類の違いについて語り合ったり、実際におんぶをしてみたりしながら考えました。
幅や長さが同じでも、布が違えば全く違う抱っこ紐になることもあります。海外の織布ベビーラップを兵児帯幅にしたものが「兵児帯」として販売されていますが、しじら織などの布と織布ベビーラップ生地とでは明らかに違いがあり、赤ちゃんの姿勢にも違いがあらわれます。
良い悪いといった視点ではなく、まずは俯瞰して違いがあることを正しく知る、ということが大切です。その上で、自分は抱っこ紐の専門家としてどんな道具を扱ったり伝えていくのか、そこには個々の答えがあります。
11月にはだっこの学校抱っこ紐研究合宿があるので、実際に触って試着して、、という時間が楽しみです!

久しぶりの講座開催に向けて
平日は別の仕事をしながら、土日や休日に抱っこ紐の活動をするメンバーたちもいます。
久しぶりの講座の準備をしているメンバーから、講座の内容を試行錯誤しているという話がありました。
だっこ講座でよくある内容が
- だっこのお話(抱っこ紐を使う手前の赤ちゃんの姿勢やだっこを通したコミュニケーションなどのお話)
- 素手だっこ練習(Babywearingする時の赤ちゃんの基本姿勢の練習)
- 手持ちの抱っこ紐の練習や調整、アドバイス
- 心地の良い抱っこ紐の体験
といった内容です。参加者や月齢、その講座の目的によって、どの部分をどのくらいの配分でするのか考えていく必要があります。
何回もやってみるうちに、自分にとってやりやすい塩梅や方法が見つかっていきます。深めるzoomは、具体的な方法を教えてもらうというよりは、今考えていることをアウトプットしたり仲間の経験談を聞いているうちに、今回はこんな風にやってみよう、と相談者が自分の方針をみつけるきっかけになることを大切にしています。
イベントへのブース出店は講座とは違った場
初めてイベントへのブース出店を決めたメンバーもいました。
じっくり時間がとれる講座とは全く違うイベント出店。手持ちの抱っこ紐相談なのか、心地の良いBabywearing体験なのか。無料、有料。やり方は様々です。
抱っこ紐の専門家として、ブース出店していろんな抱っこ紐にその場でどんどん対応していくというのは本当にいい経験になります。
講座とは違った空気感を楽しみながら経験値をアップ!がんばってね〜!
最新抱っこ紐情報シェア
先日オーナーはぐみのは、育児用品店の抱っこ紐コーナーに最新抱っこ紐の市場調査にでかけました。
その抱っこ紐売り場の様子、ラインナップ、最新抱っこ紐の情報などをみなさんにシェア。
普段海外のBabywearingの視点で抱っこ紐のことを考えたり学んだりしているのと、日本の育児用品店の抱っこ紐売り場には、正直大きな大きなズレがあります。
養育者が気軽に抱っこ紐を実際に試着できる場に出ている抱っこ紐は、どんなメーカーやどんなタイプなのか。お店による違い、地域によっても違いがありますが、その実際を感じることで考えさせられることがたくさんあります。
抱っこ紐研究合宿 2024年11月16日~17日
だっこの学校では、年に一度の抱っこ紐研究合宿を開催!
2024年、今年は11月16日、17日に決定しました!
昨年はだっこの学校メンバー限定だった合宿に、今年は外部の方も参加できる時間を設けます。
外部参加者定員は5名!10月1日より参加受付開始します。
抱っこ紐の専門家として活動している方も、子育て支援や産後ドゥーラなど抱っこ紐の相談をされるけど専門知識がない、という方、これから抱っこ紐の専門家になりたい方など、幅広く参加お待ちしています!
また、2日目には地域の養育者さんを招待し【抱っこ紐大相談会】を開催予定。大量の抱っこ紐を実際に試着できる環境の中で、相談者おひとりおひとりが納得の選択ができるお手伝いをしていきます。
合宿の詳細や申し込みについては、だっこの学校のインスタグラムから発信中。
情報をお見逃しなく!